
広島には戦後しばらくして食べられている独特な冷麺があります。
『冷めん家』は1度、2度、3度と回を重ねるたびに病みつきになる、広島冷麺(広島つけ麺)(以下冷麺)の専門店です。
「冷麺」が広島つけ麺と呼ばれる前より専門店として 営業しています。
『冷めん家』十日市町店主は、当時知る人ぞ知る中区八丁堀にあった中華料理店で修業し、1985年4月十日市町にお店を開店。
開店当時は「冷麺」を提供するお店は、元祖店と『冷めん家』しのみでした。
開店後1年目の夏は「冷麺」、冬は「タンメン・あんかけそば・パリパリのあんかけ焼きそば・チャーハン」などを提供していました。3月の彼岸から11月の彼岸まで提供されていた季節限定メニューの「冷麺」を年中食べたいと言うのお客様の要望により、2年目より通年メニューとして提供し始めました。季節限定メニューだった「冷麺」を、1年中食べることの出来るお店にしたのは『冷めん家』です。
大手町店主は小さな頃から作り方を教わり、その後本格的に修業し2017年10月に「冷めん家 大手町店」をオープンさせました。
冷麺へのこだわり
冷めん家の朝はスープ作りから始まります。同時にチャーシュウ、朝仕入れた野菜を切ったりと、11時開店前には準備が整うように仕込みをしています。仕入れる野菜は産地を限定せず、その時期にあった良いものを仕入れています。特に冬のキャベツ、ネギは甘く美味しいです。
たれには化学調味料・添加物・塩や砂糖は使用していません。
麺は指定の製麺所より、冷めん家特注の麺を作っていただいております。
冷めん家のラー油は一味が際立ち、ストレートに辛いです。他店とは辛さが違いますので、初めてご来店いただくお客様は辛さ控えめ、普通、中辛くらいからがおすすめです。
小さなお子様や辛いのが苦手な方は、ラー油を入れないでお召し上がりいただけます。小さなお子様もご遠慮なくご来店下さい。
冷めん家の割りばしは、奈良県吉野の国産のお箸を使っています。
広島冷麺(広島つけ麺)とは
広島冷麺(広島つけ麺)は茹でた中華麺を冷やし、キュウリ・茹でキャベツ・白髪風ねぎと脂身を取ったチャーシューを載せ、ごま・ラー油を入れた醤油ベースの冷たいたれにつけて食べます。これが「冷麺」の基本スタイルです。もともと中区八丁堀にあった中華料理店で、3月から10月までの季節メニューとして「冷麺」が提供されていました。冷めん家よりのちに出店した元祖系列以外のお店が「冷麺」と言わず、「つけ麺」と呼んだのが一般的に知られる事となりました。呼び方は違いますが「冷麺」と「つけ麺」は同じものです。
お店によって味やトッピングもそれぞれ違いますが、冷めん家は元祖の味の「冷麺」をずっと守り提供しています。
